2025.06.14/本・映画
チョコミント味シュークリームと武道的思考
石川橋のファミマでチョコミントのシュークリームを見つけた!
もともとチョコミント味はそこまで得意じゃなかったのに、いつの間にか克服して、最近はむしろ好んで食べるようになってきましたね。
ほどよくマイルドなミント感がすっきりで、めちゃくちゃ美味しかった!
内田樹さんの合気道にまつわる考察が大好きなので武道的思考を再読。
鍼灸マッサージ師が太極拳を学ぶことの意味を自分なりに整理するためにめちゃくちゃ参考になった。武術は個人の戦闘力を高めるためではなくて、心身の生きる力を高め、身体の奥にあるポテンシャルを開花させるための技法。
呼吸法をしてから形を遣うと、動きに「甘み」が出てくる、という話を読んでから、太極拳を練習する前に呼吸法、瞑想、站桩功のどれかはやるようにしてる。やっぱりなんか違うんですよね。うまく説明できないけど、、
僕らの知性は二重底になっていて、その奥には“ちいさなこびと”がいる、というお話が好き。お掃除したり、断捨離したり、早く寝たり、太極拳やったり、良い書籍を読む、みたいなことって、僕の中のこびとが仕事しやすくするため。
幸田露伴が娘の文に薪割りを教える時、口癖のように言っていた「横隔膜をさげてやれ」という口癖が面白い。丹田ですね。薪を割るための鉈がまるで剣術の心得そのもの。
ヴァーリズ建築についてのお話は何度読んでもいい。扉を開けなければ、扉の向こうに何があるかはわからない。
平方根の法則を武術に応用する話がめちゃくちゃ面白い。リラックスして「揺れ動く粒子」の数を増やせば、動きの精度は高まる。それは分かる。それでも足らずに「相手の身体」も同体させる、というのが武道。
「気の感応が高まり、体感が一致すると、二人の人間が作り出す動きは、単体で動いてる場合にはありえないような精度を達成する」
良導体たれ、という言葉は人に教えるようになってから刺さった。自分がエンドユーザーなら分からないことがあっても誰も困らない。だけど誰かに教えなければとなると話は違ってくる。必死に理解するしかない。
「私たちが欲するものは、それを他人に伝えることによってしか手に入れることができない」