2025.04.09/東洋医学

鍼灸の挑戦と名古屋カレーうどん

県外から友達が来ると、名古屋のカレーうどんの美味しさを知ってもらいたくて、東栄町の若旦那21さんに連れて行く。

松田博公先生の「鍼灸の挑戦」を再読。免許取り立ての頃に読んで興奮したのか赤線で真っ赤。

 

今も印象に残ってるのは、「鍼灸医学の教科書が説いている人体観、生命観は、便宜的なもので、生命体としての人間は、さらに複雑で繊細な気のネットワークに包まれている」という文章。

 

「中国古代の医学書に記載された人体を巡る気の回路は複雑で、網の目状になっている。代表的な十二本の経脈のほかに任脈、督脈などの奇経八脈、さらに十二経別、十五絡脈、十二経筋、十二皮部があり、相互に関係している。この絡み合う気の理論を、日本では単純化したようだ」も目が開かれた思いがした。

 

石原克己先生の「霊枢によれば十二本の経脈がすべて末端でつながり、体内をぐるぐる循環します。でも、それは循環させたいという考えに合わせて無理につくりだした図式かもしれないと思うんです」と書いてあるのを読んで、僕の経絡の概念がひっくり返った覚えがある。こんな風に考えていいんや。

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