2025.12.19/気功

サムライマックと奥義はここにある

せっかく石川橋にマクドナルドができたので、今まで食べたことがないメニューにもチャレンジしたい。

 

今日はサムライマック炙り醤油風たまごベーコン肉厚ビーフのセットにしてみた。

 

初めてのサムライマック!

ウォルフ・ローウェンタールの「奥義はここにある」は、ニューヨークで鄭曼青老師から太極拳を教わっていた時のエピソードをまとめたエッセイ集。

 

弟子に語りかけている感じが、本質的な秘訣のニュアンスを繊細に伝えてくれて、他の書籍にはない魅力だと思った。これは超貴重な記録ですね!

 

どこまでいっても道と気についてのお話。本来の伝統的な太極拳はこんな風に練習するんだ、という素晴らしい学びがありました。

 

老師は詩・書・画・医・武を極めた“五絶老人”と呼ばれていて、チャイナタウンで中国医学の医師としても活躍していたらしい。医武一体の境地。

 

リラックスとは「綿の俵」のようになること、という教えが本質的。ふわふわ柔らかいのに、圧縮されるほど堅くなり、銃弾すら通さなくなる。太極拳が昔は“綿拳”と言われていた意味が理解できた。

 

太極拳を始めたばかりの人にとって、最も基本的な練習は“片足立ち”、というのはめっちゃ納得できる。

 

単鞭は「全ての関節を開いて伸ばす訓練」という説明を読んで、スコット・メレディスが「単鞭は太極拳のキング」と言っていた意味がようやく分かった。大いなる開放の姿勢。

 

加島祥造さんが老子の英訳をさらに日本語に訳した「タオ ヒア・ナウ」を読んだ時にも思ったけど、英語圏の本の方が東洋思想の気の概念をそのまま受け入れてる感じがあって読み応えがある。太極拳は足から手にエネルギーを伝えるアート。

 

太極拳のルーツは道教だけど、儒教の教えも大切にしていて、自らを老子3孔子7と言っていたというのも面白い。老子と孔子はコインの両面。どちらも学んで、儒教と道教を調和させる。

 

鄭曼青老師の太極拳はまさに究極の放鬆。僕が理想としてる太極拳なんです。

「すべてを穏やかに使うべし」

最新記事

カテゴリー

月別記事一覧

pagetop