2018.05.11/東洋医学

『トリセツ・カラダ』

海堂尊さんの解剖生理学の本『トリセツ・カラダ』を読みました。海堂尊さんは「チームバチスタの栄光」や現在放送中のドラマ「ブラックペアン」の原作小説を描いた作家さんであると同時に本物のお医者さんでもあります。人体を深く理解しているからこその、このシンプルでコミカルな描写。からだのすごさ、面白さがよくわかります。

 

【この本で学んだこと】

 

「トポロジー変換でいえば“カラダは、ちくわ”」

 

「神経の電気刺激を伝える速度は、一番速い信号で秒速120メートルほどだと言われている」

 

「カラダの表面積は16000平方センチ、一辺がおよそ125センチの正方形になる」

 

「三大栄養素(糖質・タンパク質・脂質)は肝臓と膵臓で作られて、十二指腸に分泌される消化液で消化される。例外はふたつ。唾液のアミラーゼで分解される糖質と、胃液のペプシンで分解されるタンパク質だ」

 

精巣が通り抜ける道を鼠径という。睾丸が鼠(ねずみ)に見えたから、そう呼ばれたらしい

 

「大脳の神経細胞は約140億個ある。そして一日10万個ずつ壊れていると言われている」

 

「心臓は左側の方が少し大きい。昔の人が心臓は左側にあると思った理由だ。だけど実際は心臓は胸の真ん中、喉の下から鳩尾まで覆う胸骨の下にある。握り拳の大きさの臓器だ」

 

「カラダの血管の長さを合わせると、6000キロに達するらしい。ヒトの血管が7人分あれば、赤道を一周できることになる」これは人体を学ぶと必ず出てくるけど、未だに「すごいな血管!」って思う

 

肺の表面積は50平方メートルくらいで、一辺が7メートルの正方形と同じ広さ、というのも何度も習ってるけど、やっぱり肺すごーい!って思う

 

「十二指腸で流れ込む液体は万能消化液」言われてみれば確かにそうだ。ここで全ての栄養素が分解されてる!

 

小腸粘膜の広さは200平方メートル!一辺が14メートルの正方形と同じ広さ。これも必ず人体を学ぶと出てくるよね。小腸粘膜の細胞は2000億個!

 

膵臓はわずか100グラムの臓器だけど、実は消化液産生のスーパースター!

 

脾臓はたしかに謎の多い臓器。免疫系と習うけど、手術で取っても調子が悪くなるわけでもない。。東洋医学では「脾」は消化器系だし、血液の運行のコントロールも司る超重要な役割あるけど。これからだんだん解明されていくのでしょうね。

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