2025.11.11/東洋医学
天空般若と中医学ってなんだろう

高野山のおみやげをいただきました。漢方薬の当帰の栽培地でもある高野町富貴地区で作られた、クラフトビール「天空般若」が香り高くてめっちゃフルーティー。名前も仏教の聖地らしくて、ありがたみを感じますね。おつまみは角濱ごまとうふ総本舗の伝統的な胡麻豆腐。

小金井信宏先生の「中医学ってなんだろう」がめちゃくちゃいい入門書だった。
まえがきに「時代の壁」と「文化の壁」を越えるというお話があって、この時点で感動する。
古代中国人の世界観や感覚、“すべては一つのまとまり”という身体観がとてもよく理解できた。
中医学の基礎がアップデートされた感じ。
運気学説は難しいですね、、とりあえず十干(じっかん)の順番と音読みをすらすら言えるように「こう、おつ、へい、てい、ぼ、き、こう、しん、じん、き」をぶつぶつ呟いてる。
十二支って子(ね)から始まるのに、1月じゃなくて11月にあてはめられてるのが不思議だったけど、、陽気が登り始めるのが11月だから、と考えるんですね。1月は寅。
中医学には七衝門という言葉があって、口から肛門までの道のりには「飛門、戸門、吸門、噴門、幽門、蘭門、魄門」の七つの門があると考える。この「栄養を入れる、吸収する、出す」という流れを一つのまとまりとする身体観が東洋医学っぽくて好き。
僕が中和医療専門学校にいた頃、中医学の入門書といえば「わかる中医学入門」と「やさしい中医学入門」だった気がする。どっちも大好きだった。“わか中”と“やさ中”。



